みなさん、こんにちは！

個別指導Growing Up高城校です。

 

今週からグローイングアップ各校では、夏の「保護者面談」が始まりました！

 

 

各中学校・高校では、来週がまさに期末考査ラッシュですが、

GU各校ではこの1学期のお子様の学習進捗状況のご報告や

来月7月後半から始まる「夏休み」の学習計画を中心に保護者様と面談をさせていただいております。

 

中3生、高3生にとっては、入試へ向けて、この夏はまさに「正念場」です。

 

夏を制するものは、受験を制す、とはよく言ったもので、

確かにこれは名言だと思います。

 

特に高3生の中でも、国公立大学志望で、かつ学校推薦型選抜入試や

総合型選抜入試も受験してみようと考えている生徒にとっては、本当に大変です。

 

来年1月の共通テスト対策や2月の前期日程入試対策も継続しつつ、

9月頃から出願が始まる総合型選抜試験や、

11月頃に行われる学校推薦型選抜試験の対策も同時に進めていく、、、

 

正直、よほどの徹底した事前準備（学習計画表や、日々の学習時間割など）と、

体力（これが一番重要なのですが）がなければ、到底この2足のわらじはうまくいきません。

実際、ほとんどの生徒は「推薦の方が先にくるから、今はまず推薦の勉強に専念して、

推薦入試が終わったら、共テの勉強に切り替えていこう」という、

一点突破型の学習方法を選択しています。

 

このやり方も一概に悪いとは言えませんが、ただ当然大きなリスクを背負うことになります。

 

それは、先に受験する総合型選抜や学校推薦型選抜の

「志願者倍率（合格倍率）」が比較的高いことに起因します。

※一般的には志願者倍率（合格倍率）が高い方が合格率が低く、

合格しにくい、難しいと言われています。

 

 

例えば、昨年度（令和7年度）大分大学経済学部の入試結果を見ると、

一般選抜前期日程（共通テスト＋二次試験）での合格倍率が、1.6倍（合格率63.1％）で

学校推薦型選抜（小論文＋面接）の合格倍率は1.9倍（合格率53.3％）となっています。

 

また、大分大学経済学部の入試の中一番早く試験がある総合型選抜（小論文＋面接）の合格倍率は

2.8倍（合格率36.1％）でした。

※昨年度（令和7年度）の大分大学経済学部の総合型選抜入試は、

1次選考の書類提出締め切りが9月6日まで、2次選考（小論文＋面接）が9月26日、

合格発表が11月1日でした。

 

大分大学経済学部は国公立大学の中では志願者倍率（合格倍率）が高い方ではありませんが、

それでも現実は

「前期日程合格倍率 ＜ 学校推薦型選抜合格率 ＜ 総合型選抜合格倍率」

となっています。

少なくとも昨年度の大分大学経済学部に合格した生徒たちの中では、

志願者倍率（合格倍率）だけを考えれば、前期日程（共通テスト＋二次試験）を突破して

合格した生徒が「一番合格しやすかった」と言えるでしょう。

 

なので、夏の学習計画を学校推薦型選抜対策の一点突破型で進めることは、

合格率の低い方に長時間精力を注ぎ、比較的合格率の高い前期日程入試のための

共通テスト対策などを後回しにする、ということになります。

これは「学校推薦型も前期日程も両方とも合格するため」の方法としては、

至極当然の作戦ですが、皆さんもご存じの通り、国公立大学入試は

「どちらかひとつでも合格すればいい」というものです。

その観点から言えば、最初に合格率の低い方へ精力を注ぐという

一点突破型の学習計画にはリスクが伴うということになります。

 

ただ、ここで注意して欲しいのは、上記のことは単に志願者倍率（合格倍率）の観点からの

「合格しやすさ」だということです。それぞれの入試方法では入試科目や入試科目数、

配点や問題の難易度などが全く異なるので、

その生徒にとって本当の意味での「合格しやすさ」とは言えません。

 

ですが、これは私が一概に「前期日程対策に絞った学習計画を強くおすすめ」

しているというわけではありません。

 

私が言いたいのは、国公立大学受験の場合は、どの入試ルートを選ぶか、

またいくつの入試ルートを選ぶかによって、事前の準備が大きく変わってくるので、

自分に合った最適解を見つけるのには、

生徒本人だけの力ではなかなか難しいのではないかということです。

 

先程例に挙げた大分大学経済学部のことだけでなく、

私立大学や各種学校の入試のついては事前にたくさんの情報をインプットしていくことが

非常に重要だと思います。

 

受験生たちは学校以外の我々のような学習塾の先生だけでなく、

大学進学相談会や各大学のオープンキャンパスでの個別相談などでも、

たくさんの情報を手に入れることができます。

実際、我々も高校部の生徒たちには学年を問わず大分市内で実施される「進学相談会」の情報や

志望校のオープンキャンパス情報は生徒・保護者様へ

随時お知らせして共有させていただいております。

 

夏の保護者面談を通じて、高3生は当然ですが、第一志望が国公立大学の高1・高2生たちと、

自分に合った入試ルートを決めていき、

それを基にした夏休みの学習計画を提案させていただきます。

 

「学習計画を制する者は、夏を制す」

「夏を制する者は、受験をを制す」

 

生徒・保護者・塾の三者でしっかり意識を共有した、この夏の学習計画があれば、

絶対に夏を制することができます！

この夏、みんながどんどん成長する姿が見れると思うと、私も今からとても楽しみです！

 

 

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